足底筋膜炎(足底腱膜炎)
- 立つと踵のあたりが痛がむ
- 土踏まずが痛い
- 長時間立っていると足裏が痛い
- 営業の仕事などで歩き回っている
- 剣道・陸上などのスポーツをしている
足底筋膜炎(足底腱膜炎)とは
人間の足は、いくつかの骨が前後方向と横方向にできるアーチ状の構造になっており、歩行や起立時の衝撃を吸収しています。
このアーチを下から支えるのが足底筋膜という膜状の腱組織で、かかとから足の指の付け根まで広がっています。
この組織に細かい断裂が生じてしまい、炎症が起こるようになった状態が足底筋膜炎(足底腱膜炎)です。
足底筋膜炎(足底腱膜炎)は、歩行時に足の裏に痛みが生じます。
また、走ったり跳ねたりすると痛みが強くなります。
この痛みは、かかとの前方部分に最も多く生じ、中央部の土踏まず部分、かかとから遠い足底筋膜の順に痛みが出やすいといわれています。
足底筋膜炎(足底腱膜炎)の原因
足底筋膜は足への体重の負荷を軽減させるための、クッションのような役割をしています。
ここに負荷がかかり続けると、足底筋膜に細かい断裂が入り炎症が起こります。
スポーツなどにより頻繁に足に負荷がかかる方や、肥満などで歩行時や起立時に常に足に負荷がかかる方は注意が必要です。
特に、剣道・卓球・陸上などのスポーツは、「足の裏に繰り返し強い衝撃を与え続ける」競技なので、強い衝撃足裏の筋肉が硬くなり痛みが起きやすくなります。
ですから、その硬くなった足裏の筋肉にケアをしないと足底筋膜炎(足底腱膜炎)になります。
また、日常生活による疲労の蓄積でも同様のことが言えます。
例えば、長時間歩き続ける営業マンや受付のような長時間立ち続ける仕事をしている人や、子育て中の方や引っ越し屋さんなどある程度の重さを持って生活している人に多く見られます。
足底筋膜炎(足底腱膜炎)の施術
足底筋膜炎(足底腱膜炎)の治療の基本はまず休息と安静です。
無理をして歩行や運動を重ねれば炎症が悪化するうえ、足底筋膜に起きているダメージが回復しないままになってしまいます。
また、痛みが特にひどい場合は電気療法や神経リリース、テーピングなどを行ったりします。
足裏の「酷使しすぎ」は、その職業やスポーツをやめない限り足底筋膜炎(足底腱膜炎)が治らないことになりすが、同じことをしていても足底筋膜炎(足底腱膜炎)にならない人はならないのです。
それは「毎日使う足裏をきちんとケアしている」からです。
そうしたケアの方法や体操指導なども行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。