腱鞘炎
- 指が痛くてフライパンを握れない
- 抱っこや授乳時に手首が辛い
- 痛みでPCの打ち込み作業が難しい
- 車のハンドルを握ると痛みが走る
- 親指が痛くてふたを開けられない
腱鞘炎とは
腱鞘炎とは、ドケルバン病ともいい、親指の腱鞘の部分に炎症が起こり、親指の手首あたりに痛みや腫れが出てきて、腱の部分がスムーズに動かせなくなる特徴があります。
手を握る、指を曲げ伸ばしするなどの動作に必要な腱鞘ですが、力のかかりすぎや手指の使いすぎによって炎症を起こします。
近年、PCやスマホの普及により、この腱鞘炎が多く発生しています。
特に女性は、手首の腱や骨・筋肉・神経など男性に比べて弱く、家事や手を多く使うため、 腱鞘炎 を発症しやすいのです。
妊娠時や産後子育てをする際も手をよく使いますし、更年期の女性ホルモンの減少によっても 腱鞘炎 を発症します。
また、物書きや事務作業員など、日頃からよく手を使って作業される方々にも腱鞘炎が多く見られますが、肩こりや肘の痛みなどを併発していることがあります。
短母指伸筋腱
短母指伸筋腱とは腱の一つで、主に親指を伸ばす働きをしています。
隔壁の中で閉じ込められている人と、この隔壁がない人がおり、40~70%の人の腱の中に存在します。
この短母指伸筋腱は無い人、1本の人、2本の人とそれぞれ違いますが9割が1本で、ドケルバン病手術も1本の方に一番多いです。
炎症により短母指伸筋腱の隔壁が肥厚してしまうと、周りのトンネルの空間が炎症でさらに狭くなって、腱の滑走がスムーズにいかなくなります。
そして短母指伸筋腱に痛みや腫れを生じます。
そして腱鞘が肥厚してきたり、腱の表面に傷がついたりすると、益々腱鞘がきつく締め付けられるようになって、腱の滑走がスムーズにいかなくなります。
長母指外転筋腱
長母指外転筋腱とはこれも腱の一本ですが、主に親指を広げる働きをしています。
長母外転筋腱も人によって本数が違います。
1本の人や2本の人、3本の人がいます。大体30%ずつですが、ドケルバン病になる人は、2本、3本と数が多く、手術は3本以上の人に多数見られます。
こちらの長母指外転筋腱の方には隔壁はありません。
腱鞘
腱鞘とは腱が通る滑膜腱鞘と呼ばれるトンネルです。
腱鞘のトンネル部分は、第一区画のユニットになっていて、親指を多く使うことによって、第一区画のユニットの中で、腱鞘炎を起こしてしまうのです。
これがドケルバン病です。
腱鞘炎に対する施術
SHIGA整骨院⚡️アクア整体院グループでは、腱鞘炎(ドケルバン病)を、
①原因に対する施術
②痛みに対する施術
の大きく2つに分けて施術を行います。
筋肉や神経が炎症を起こすそもそもの原因は、あなたの日常生活に隠れています。
デスクワークで1日中座りっぱなしだったり、家事や育児により疲れが溜まり無意識に姿勢が悪くなっていたり、昔痛めた場所を守るため身体の動きにクセが付いてしまっていたりと、人によりその原因は様々です。
いくら施術で炎症を抑えても、このような日常生活の問題を放置すれば、いつかは不調が再発してしまいます。
そのため、SHIGA整骨院⚡️アクア整体院グループでは、まずカウンセリングと検査により、あなた自身に今のお身体の状態や日常生活で注意するべきことを把握していただくことからはじめています。
腱鞘炎のレベル
- レベル1
筋肉にこり、だるさ、痛みのような違和感があったり、筋肉が動かしにくいような状態です。 - レベル2
手足の使用時に筋肉が痛みます。
瞬間的な痛みが出る状態です。 - レベル3
瞬間的な痛みから、使用後もずきずきと痛みが続く状態です。
また患部が熱を帯びたような状態です。 - レベル4
シャツのボタンをかけたり、包丁で野菜を切っているときに痛みが出てくるなど、日常生活でも、特定の行動において支障がでてくる状態です。 - レベル5
あらゆる行動において痛みが生じ、日常生活にも支障が出てきます。
お箸を持つことさえもままならない状態です。 - レベル6
何もしていなくても常に痛みがある状態です。