テニス肘

肘が痛む女性
  1. 肘の外側が痛い
  2. 肘が痛くてラケットが振れない
  3. 物を持とうとすると肘の外側が痛む
  4. PC作業で肘が痛くなる

テニス肘とは?

テニス肘とは、正式には上腕骨外側上顆炎と言います。

肘の外側にある外側上顆という部分は、指を伸ばしたり手首をそらしたりする際に使う伸筋が集まっています。

この外側上顆に過度の負担がかかることで筋肉の変性髄膜の炎症が起こり痛みを出すのがテニス肘です。

テニスを良くする人や、PCのタイピングをする人に多く見られる不調です。

物をつかんで持ち上げたりタオルを絞る動作の際に、肘の外側から前腕にかけて痛みますが、安静時はほとんど痛みません。

テニス肘の原因は?

筋肉

テニス肘は、肘の腱が痛んで起こる不調です。

筋肉の変性・髄膜の炎症・筋力の低下が主な原因と言われますが、実際には筋肉の硬さが大きく関係しています。

筋肉が硬くなると血流が悪くなり、血液から栄養や酸素をうまく運べず、疲労物質が蓄積して筋肉は低栄養・低酸素状態を起こし、これが痛みの原因となるトリガーポイントというしこりとなって痛みを引き起こします。

テニス肘は、35~50才に多く見られることから、加齢による筋力や柔軟性の低下が一番の原因だと考えられています。

しかし、テニスのスウィングは手だけでなく全身を使って行う為、身体の使い方や歪みなど、肘以外の問題によるスウィングの崩れが、肘に大きな負担を掛けてしまって、起こっている可能性があります。

しかも、このような身体の歪みや肘以外の問題はテニスに限らず、むしろデスクワークなどの日常生活で起こっていることがほとんどです。

たとえば右利きの人がバックハンドストロークをする場合、背骨の歪みによって上半身が右に捻りにくかったり、背中が伸ばしにくい状態だったり(猫背)、股関節が捻りにくかったりすると、手打ちになってしまうので、手首を反らす主な筋肉である短橈側手根伸筋に負担が掛かりやすくなります。

デスクワーク中の姿勢にも要注意!

手が痛む男性

また、デスクワークなどで手首を繰り返し曲げたり、長時間曲げた状態でいたりすると、短橈側手根伸筋が引き伸ばされてしまうので、そこにバックハンドストロークによる負担が加わると痛めやすくなります。

施術について

テニス肘の施術は、一般的には痛い所に炎症や痛みを抑える湿布を貼ったりしてしばらくテニスは禁止され、痛みがなくなったら、手首を反らす筋肉の筋力強化やストレッチングをしたり、テニス肘用装具(バンド)の使用、スウィングフォームやプレイスタイルの変更などを勧められますが、ほとんどの場合は原因に対して何もしません。

SHIGA整骨院⚡️アクア整体院グループでは、患部に付く筋肉や靱帯のうち、傷ついたり炎症を起こしている筋肉や靱帯を特定して、ピンポイントに施術します。

さらに全身を検査し、テニスのスウィングに関係する身体の問題(歪み)やデスクワークなどの日常生活で手首や肘に負担をかけている問題が見つかれば、総合的に施術をします。

これは、テニス肘を根本的に良くして再発を予防するだけでなく、テニスで起こり得るその他の障害を未然に防ぐためにも効果的です。

初期の段階で見逃すと、悪化させ、慢性化させてしまいます。

不調に早く気付けば、それだけ治りも早いです。

テニス肘は痛みのある所だけ施術してもなかなか解消しません。

また、日常生活で負担がかかりやすい部位でもあり、繰り返しやすいのです。

この為、根本解消するには不調や痛みの出ている肘周囲だけではなく、肘や手首の動きに関連する肩関節や肩甲骨の柔軟性をアップする施術をしていきましょう。